2019.01.09

シンガポールで資源循環の制度・技術の一体的導入を目指す実証に着手(産業技術総合開発機構)

シンガポールで資源循環の制度・技術の一体的導入を目指す実証に着手(産業技術総合開発機構)

~国内のノウハウを提供、有効性を検証へ~

NEDOは、シンガポールにおいてリサイクルなどの資源循環に関する制度・技術の一体的導入を目指す海外実証に着手します。日本国内で構築されてきた環境負荷を低減させる政策ツールや技術・システムのノウハウを提供し、その有効性を検証することで同国における省資源・省エネルギー化を推進し、有効な資源循環の実現を目指します。

1.概要

アジア諸国では、都市部の非効率な資源の利用、大気汚染や廃棄物の増加など、既に過大な環境負荷が課題となっていますが、これらの問題に対する政策的な対応は後手に回りがちな状況です。これらの国々に適切な資源循環制度の構築を促していくためには、日本がこれまで取り組んできたリサイクル関連の法律・ガイドラインといった政策ツールや、有害廃棄物の適正処理といった技術・システムなど環境負荷を低減させてきたノウハウを提供し、相手国側と一体となってデモンストレーション効果を有する取り組みを実施し、その有効性を検証することが必要です。

シンガポールにおいては、街の美化などの取り組みが進んでいる一方、小型家電に含まれる電池などは十分にリサイクルされていない状況です。こういった状況を踏まえ、同国も近年リサイクルに関する取り組みを強化しているところです。

そこで、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「アジア省エネルギー型資源循環制度導入実証事業」において、アジア地域の新興国を対象にリサイクルなどの資源循環に関する制度と技術の一体的な導入を目指し、公募の結果1テーマを採択し、今回新たにシンガポールで実証事業を実施します。具体的には、同国における小型二次電池の高度再資源化に関して、政策対話や実現可能性調査などを踏まえ、日本国内で構築されてきた政策ツールや技術・システムのノウハウを提供することで資源循環制度の構築を支援します。本実証事業では、2018年度に実現可能性調査を実施し、2019~2020年度に予定している実証事業への移行の可否をステージゲート審査で決定する予定です。

これらの取り組みを通じて、同国の省資源・省エネルギー化の推進、適正な資源循環の実現と、日本の技術・システムの海外展開を目指します。

2.採択テーマと委託予定先

採択テーマ: シンガポールにおける小型二次電池の高度再資源化実証事業

委託予定先: 株式会社エコネコル、日本工営株式会社